韓経:【時論】韓国の経済活力、先制的な事業再編にかかっている
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.01 15:27
韓国経済のために今やるべきことは何か。経済成長率が長期間にわたって下降傾向を描きながら国内経済に対する悲観論と自嘲論が乱舞している。残念だが成長率が今後もいち早く回復する可能性はきわめて低い。対内外の状況変化が不可抗力的だからだ。まず対外依存度が非常に高い韓国経済の特性上、世界経済の低成長基調が続く限り韓国だけが成長率を高めることはあまりにも困難だ。国内的には少子化・高齢化現象が世界で最も早く進みながら産業活力が弱まって福祉財政の負担は加重している。一方で人工知能(AI)などをベースに第4次産業革命が行われているが、いまだ爆発的な新需要の創出を期待するのは難しい段階だ。
対外的な需要縮小と対内的な供給力低下という根本的な需給条件の変化に直面した韓国経済が別の成長の転機を作るには多くの時間と忍耐が必要だ。新たな市場需給の環境に適応できる、以前とは違った成長体制を形成して稼動させなければならない理由だ。お互いに区別することなく短期間で成長率が上がらないからといって驚き、心配し、非難ばかりするわけにはいかない。急変する環境変化に適応しながら再び成長活力を取り戻すことができる実現可能な政策代案を探して迅速に実践することに力を合わせる努力がより急務で重要だ。幸いこれまで多くの議論を通じて立法化もしくは立法過程にある制度改革の課題だけでも忠実に実現すれば韓国の経済活力は時間を経ながらよみがえる可能性が高い。