＜成完鍾リスト波紋＞検察、６人に書面質疑書

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.30 09:58

京南企業関連疑惑特別捜査チームは２９日、「成完鍾（ソン・ワンジョン）リスト」の政・官界８人のうち、李完九（イ・ワング）前首相と洪準杓（ホン・ジュンピョ）慶尚南道知事を除いた６人に書面質疑書と資料提出要求書を郵便で発送した。検察が「書面調査」カードを取り出したことで、出口戦略を模索するのではという指摘が出ている。

捜査チームはこの日、大統領選挙裏金疑惑に関連し、セヌリ党選挙対策委員会所属のキム首席副報道官（５４）を呼んで調査した。キム副報道官の大田（テジョン）の自宅など２、３カ所を追加で家宅捜索した。最近、京南企業の資金を管理するハン・チャンソプ元副社長（５０）が「大統領選挙期間に成元会長の指示で現金２億ウォン（約２２００万円）を準備し、このお金が会長の執務室からキム氏に渡ったと聞いた」と供述したからだ。

捜査チームは成元会長の裏金内訳を記録した「秘密帳簿」は存在しないという結論を出した。