韓国の斬首部隊用の潜入ヘリコプター事業、事実上の白紙化
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2018.05.05 11:48
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韓国特殊任務旅団が使用する潜入手段として検討されていた米陸軍のMH-47。(写真提供=米陸軍)
韓半島(朝鮮半島)有事の際、北朝鮮指揮部を除去するための特殊任務旅団(斬首部隊)を平壌(ピョンヤン)など北朝鮮後方に侵入させる韓国の特殊作戦用ヘリコプター事業が、事実上、白紙に戻ったことが明らかになった。先月27日、南北首脳が板門店(パンムンジョム)宣言で軍事的緊張状態を緩和して戦争の危険を解消することに合意したことに伴う措置だとの見方がある。特殊作戦用ヘリコプターだけでなく、韓国軍の主要武器導入事業全般が縮小される可能性まで提起されている。
4日、複数の政府消息筋によると、合同参謀本部は最近10機前後の規模の特殊作戦用ヘリコプター導入事業を全面的に再検討することを決めた。ある消息筋は「合同参謀本部が、戦力必要提起段階で、事実上、断念したものと承知している」とし「最近の南北関係改善の雰囲気により、予算請求に向けた動力を失ったため」と説明した。