韓国、AIIB副総裁ポスト失う…THAAD配備との関連は「偶然」

韓国、AIIB副総裁ポスト失う…THAAD配備との関連は「偶然」

2016年07月11日13時11分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
comment
0
share
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixi
  「アジアインフラ投資銀行(AIIB)副総裁選任手続きが公式化されれば韓国人が後任になれるよう協力をお願いしている」。

  8日午前、柳一鎬(ユ・イルホ)副首相兼企画財政部長官が記者らに会ってした話だ。洪起沢(ホン・ギテク)AIIB副総裁が突然休職して空くことになったポストを韓国人が務められるよう要路にお願いしているという説明だった。だが韓国政府の骨折り損に終わったという事実はすぐ当日に表われた。この日午後、AIIBは副総裁公募日程と内容をホームページを通じ公告した。洪副総裁が務めた最高リスク管理者(CRO)は局長級に降格して公募するというのが骨子だった。代わりにこれまで局長級だった最高財務責任者(CFO)を副総裁に格上げすることにした。CFOのポストにはフランス出身でアジア開発銀行(ADB)副総裁のティエリ・ド=ロングマール氏が事実上内定した状態だ。

  大宇造船海洋支援を決めた西別館会議関連議論という国内問題により洪副総裁が選任から4カ月で突然休職し韓国は国際的な恥をかいた。だがその後続処理過程でも韓国政府はAIIBと中国から疎外された。韓国がAIIBに37億ドル(株式3.81%)を出資した5番目の株主であり理事会の永久メンバーという点を考えれば二重の恥さらしとなった格好だ。

  奇しくもAIIBがCRO公募日程を発表した日は韓国と米国が高高度防衛ミサイル(THAAD)配備を決めた日でもあった。韓国政府はAIIBの決定と日取りはTHAADとは関連がないと火消しに乗り出した。企画財政部高位関係者は「ようやく確保した副総裁職を失ったのは残念なことだが、そのために出資金4兆ウォンが飛んで行ったと評価するのは行き過ぎだ。依然として韓国は理事国として出資比率相当に理事会で権利を行使できる」と話した。

  しかし当初韓国政府が洪会長を副総裁候補として推していた時から中国はそれほど好ましく思っていなかったというのが国際金融界周辺から出る話だ。金融界高位関係者は「金立群総裁は韓国に副総裁のポストを提案し自身を実務的にサポートする人を望んだ。教授出身の洪副総裁は適任でないと考え、終盤には官僚出身の他の人を指名して候補を変えるよう要求したりもした」と話した。

  新たに選任される副総裁(CFO)と局長は国際公募過程を経て決定される。候補には国際金融分野を経験した官僚出身者の名が挙がっている。だが副総裁ポストが事実上内定した状態で局長の座を狙い競争力のある韓国人候補が出るかは未知数だ。韓国政府関係者は「公告が出ただけに適任者を探す作業を進めるだろう」と話している。

  
【今日の感想】この記事を読んで・・・
興味深い
悲しい
すっきり
腹立つ
役に立つ

今日のイチオシ記事