「マスターキー機能」もユーザーがスマートホーム機能を能動的に使えるよう支援する。この機能を活用して起床、就寝、外出、映画モードなどユーザーの状況に合わせ機器別に自由に設定できる。機器別にそれぞれ異なる条件に設定でき、家電製品に対するユーザーの多様なニーズを反映できるのが特徴だ。

スマートホームアプリは「お知らせ機能」も備えている。スマートホームアプリに接続すれば洗濯完了など家電製品の状態を教えてくれ、さらには家電製品のフィルター交換時期まで教えてくれる。

このようにサムスンのスマートテレビはスマートフォン、タブレットＰＣ、洗濯機、エアコンなどＩＴ・家電製品との連動を通じて日常生活をさらに便利にしてくれる。スマートホームアプリを通じ家電製品間の連動が居間でその真価を発揮するのだ。サムスン電子関係者は「これまで“家電の花”と呼ばれたテレビはいまでは居間のすべての家電製品をひとつにつなぐ“居間の花”になっている」と説明した。

スマートテレビとスマートフォンを連動する「スマートビュー２．０機能」を利用すれば家族のコミュニケーションの窓口としての役割もできる。スマートフォンとタブレットＰＣのような個人化されたスマート機器が広く普及し、週末を迎えた家族もそれぞれ個別に時間を過ごす場面が多いのが現実だ。夫は居間のソファで横になりスポーツ中継を、妻は居間のテレビでドラマを視聴する。高校生の娘と中学生の息子は各自部屋でスマートフォンで好きな歌手の動画を見たりゲームを楽しむ形だ。

しかしサムスンのスマートテレビが実現するモノのインターネットを通じてなら家族全員が一緒に楽しみを分かち合える。サムスンのスマートテレビの「スマートビュー２．０」がそのような機能を持つ。スマートビュー２．０機能を活用すれば無線でスマートフォンやタブレットにあるコンテンツをテレビ画面で見ることができる。個人化された機器だけで楽しんでいたコンテンツを居間のテレビで家族全員が楽しめるのだ。例えば父親が好きな映画やドラマなどだけでなく、子どもたちが好きな音楽、写真のようなマルチメディアコンテンツをテレビの大きな画面で一緒に視聴することで日常と趣味を共有できるようになる。

テレビの画面をモバイル機器で同じように見ることができ、テレビのライブ放送と同時にＤＶＤやＵＳＢのように外部入力装置から提供される映像もモバイル機器で楽しむことができる。父親はテレビでニュースを見て同じ時間に子どもたちはＤＶＤプレーヤーの映画をモバイル機器で楽しむことができるなど家族が同時に多彩なコンテンツを楽しめる。

サムスン電子関係者は、「世界的にモノのインターネットのブームが起きている状況で、居間の中心であり家電の花であるテレビが重要な役割を受け持つことになった。サムスン電子は家電同士の活発な連動を通じユーザーの生活をさらに便利にし、家族間のコミュニケーションの場を作るために今後も革新的なスマート技術を持続的に発展させる計画だ」と話している。


ＩｏＴ市場の急成長…サムスンのスマートテレビに注目集まる（１）