【写真】音もなく流れる過去があるから、今のソウルが輝く
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.10.03 13:08
ソウルの山々が美しい本当の理由は600年の歴史を刻んでいるからだ。市民たちに開放された北岳山(プガクサン)と仁王(インワン)山、そして南(ナム)山への道はソウル城郭に沿ってつながっている。道を歩いていけば王朝を築いて保存するのに力を尽くした朝鮮王たちの意志が感じられ、大きな花崗岩の固まりである仁王山の夏の風景を描き出した鄭歚(チョンソン)の精神の視線とあう。青瓦台後方の山まで隠れていた北朝鮮特捜部隊員たちが残した銃弾の跡まで触れてみることができる。
ソウル城郭は朝鮮太祖時、初めて建築された。土城と石城でできていたが石城は荒く割れた石で積まれている。世宗時の土城は石城に替わり、石城が崩壊された所は規格の大きい石材で積まれ耐久性を高めた。壬辰・丙子両乱を経験した朝鮮は、より堅固な城を積んだ。肅宗治世に横・縦 60センチ角の滑らかな石を積んで、以前よりずっと堅固な城郭を作った。