【コラム】今が中国総督の時代なのか=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.04 16:20
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は今月中旬、中国を国賓訪問し、習近平主席と首脳会談をする。習近平主席は韓国の大統領を歓待するだろう。そして「核心国家利益」と規定したTHAAD問題を有利な方向で釘を打とうとするはずだ。あっという間に韓米関係は奈落に落ちる。どうするべきか。
中国がいくら脅してもTHAAD報復には限界がある。安保問題でまた経済報復をすることは、習近平主席の自由貿易守護者のイメージを毀損する。韓国の中間財産業と結びついた中国の産業はより大きな被害を受ける。中国が韓国を押し出せば、韓国はやむを得ず米国・日本、そしてインドと東南アジア国家との協力を強化するしかない。天安門事態で中国が孤立した1992年に国交正常化し、経済成長のパートナーになった韓国に対する報復は、「中国は恩を仇で返す国」という最悪の信号となる。韓国が中国に対抗するのに使う論理と根拠はこのように多い。