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韓経:資金が韓国を離れる…製造業に続いて金融投資も海外へ(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.20 09:59
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◆「海外に向かう投資…雇用も同時に流出」

こうした海外投資行列は、低成長に入った韓国経済が投資・消費拡大を牽引する構造改革を履行できていないからだ。0.1%の金利差にも敏感に反応する資金の流れが韓国経済に向かって突破口を開くのが難しい状況となっている。

 
株式市場が5年間にわたりボックス圏(KOSPI1800-2150)にとどまっているのも低成長の長期化の産物だ。16日基準で過去5年間に米ダウ指数(38.0%)、日経平均(59.7%)、上海総合指数(31.0%)は大きく値上がりしたが、KOSPI(韓国総合株価指数)はわずか1.0%の上昇に終わった。「配当率、潜在成長率、通貨価値などのいくつかの要件を勘案すると、国内に投資する理由が少ない」(コ・スンチョル私学年金管理公団株式運営チーム長)という診断だ。

もちろん海外投資が中長期的に収益創出を通じて、国内年金基金および保険会社などの資産増殖と国民の老後所得増加に寄与する側面があるのも事実だ。国債収益率が年1.3%台に落ちた状況で、さらに高い収益を求めて出ていく投資家を引き止める方法もない。

にもかかわらず多くの専門家は活力を失った韓国経済が資本の海外脱出でさらに沈滞するという点を指摘した。オ・ジョングン建国大特任教授は「過去の製造業の海外移転が国内の良質の雇用を奪ったように、海外投資の拡大も国内の投資・雇用機会を減少させるかもしれない」と述べた。ファン・セウン資本市場研究院研究委員も「今のような状況が続けば内需低迷は明らか」とし「構造改革など低成長を脱皮できる経済体質の改善なしには、離れていく投資家を引き戻すことはできないだろう」と強調した。


韓経:資金が韓国を離れる…製造業に続いて金融投資も海外へ(1)

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