徴用者の墓が「産業革命遺産」に…軍艦島の真実(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.08 10:48
◆共同著者、『端島の呻き声』重視
こうした流れの中で2日、『軍艦島に耳を澄ませば 』(ソンイン出版社)という本が翻訳出版され、注目されている。これも「長崎在日朝鮮人の人権を守る会」が2011年に日本で出した本だ。今ごろになって出版されたが、翻訳されたのは幸いだ。「端島に強制連行された朝鮮人・中国人の記憶」という副題がついている。共同著者は「端島の呻き声」という表現を重視する。長崎在日朝鮮人の人権を守る会の柴田利明事務局長は「迷子になった子どものわずかな声も逃さずに捜し出そうとする母親の気持ちを考えればよい」と話した。子どもがいるところに必死にたどり着こうとする母親の切実な苦闘、映画を作った監督もその映画を批評する人もその心の声にもう少し耳を傾ける必要があるようだ。