成人病のような借金…年取るほど増えて完治は遠い=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.17 10:15
韓国開発研究院(KDI)のキム・ジソプ研究委員は「引退前に融資の構造調整が正しく行われていない状況で高齢化と住居価格の不安を考慮すれば、文字どおり時限爆弾だ」としながら「もし家計負債が増えるスピードが抑えられなければ60%の総負債償還比率(DTI)を低くする案も来年頃に検討してみなければならない」と警告した。
今後、借金から抜け出せるという期待感も大きくない。借金が生計にとって負担になると感じる家庭は2010年の71.8%から2012年は68.1%に少し減って今年は71.8%に再び増えた。今後、借金を返せると考える家庭も最近5年間で60~65%水準にとどまっている。この期間中、金利が下がり続けた点を勘案すれば、生計に負担になるがどうにかして借金を返すという意志がむしろ落ちたと思われる。社会生活が始まる30代未満の青年たちの金融負債の増加スピードもはやい。2010年の856万ウォンから今年は1366万ウォンへと60%近く増えた。すでに就職難や住居不安定に苦しめられて借金によって社会生活を始めた青年たちの未来は、父母世代よりさらに暗い。