【コラム】中国が言いたいこと(1)

【コラム】中国が言いたいこと(1)

2014年09月17日08時29分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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イラスト=キム・フェリョン
  最近、中国外務省の招待で北京と四川省一帯を見て回る機会があった。サイバー空間で活躍する韓国のパワーブロガー数人と一緒だった。中国が展開する公共外交(Public Diplomacy)のあるプログラムに参加することになったのだ。公共外交とは、魅力と疎通を通じて相手国の国民の心を引こうという現代外交の一つの形態をいう。

  中国共産党は2012年の第18回全国代表大会で「公共外交の堅実な推進」を宣言した。「公共外交重視を執権党の綱領性文書形式で明らかにした国は中国しかない」というのが、劉徳斌吉林大学公共外交学院長の話だ。中国がそれほど強調する公共外交の新しいプログラムである外国パワーブロガー招待事業の最初の対象国に、韓国を選択したのだ。

  気になった。中国は我々に何を言いたいのか。6泊7日間、多くの中国人に会った。外務省関係者、地方関係者、文化人、企業家、学者はもちろん、老百姓(庶民)にいたるまで。中国は韓中がともに手を握って進むべき方向を話していた。大きく3段階の論理だ。

  1つ目は韓中関係に対する評価。中国は現在、両国関係が修交後、最も「成熟した」段階に入っていると強調した。「成熟した」は「近い」「密接な」などと同義語だ。ある中国外交官が質問をした。

  「中国で文化人として見られるには?」。彼は「朴槿恵(パク・クネ)大統領の自叙伝を持っていなければいけない」と自ら答えた。飛行機の中でも中国の文化人は雑誌ではなく朴大統領の自叙伝を読むと話した。我々はただ笑っていたが、数日後、四川省成都に行く旅客機の中で、実際に朴大統領の自叙伝を読んでいる中国人を発見し、少なからず驚いた。

  初めて行く成都の街では、どこに行っても俳優キム・スヒョンの写真が目に入った。これに関し、最近中国に行ってきたユ・ヒムン漢陽大教授の説明がおもしろい。数人の中国人の家庭を訪れたユ教授は、家ごとにテレビがコンピューターにつながっているのに気づいた。中国の正規テレビ番組で韓国ドラマの放送は少ない。このため多くの中国人がテレビにコンピューターをつなぎ、インターネット放送を通じて韓国ドラマを楽しんでいる。ドラマ『星から来たあなた』の場合も同じだ。韓国の大衆文化の消費は中国でより活発だという気がした。韓中間の距離を感じにくかった。

  2つ目は、韓中を近づかせる要因に関する説明だ。中国は経済協力と日本の右傾化の2つを挙げた。実際、韓中経済協力が密接なのは説明する必要ないほどだ。四川省資陽市に進出して商用車を生産している現代自動車のある関係者は、現地政府の支援を「感動的なレベル」と語った。アン・ソングク成都総領事は「今のような韓中経済協力の黄金期が将来またあるだろうか」という言葉を繰り返した。

  しかし日本の右傾化が韓中を密接にさせているという論理には同意しにくかった。我々の訪中日程に抗日精神を鼓吹するためのプログラムが含まれていたのは言うまでもない。1937年の日中戦争勃発の導火線となった盧溝橋の近くにある「中国人民抗日戦争記念館」の訪問がそれだ。中国の習近平国家主席は7月と9月、2回もここを訪れて日本の右傾化を叱責した。中国は韓国と連帯した抗日を考えている。しかし韓国社会は慎重な立場だ。参考に、この記念館を参観する時は食事時間の前後は避けるのがよいだろう。日帝の蛮行を告発する展示館を見て箸を握りたいと思う人はいないだろうから。

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