【グローバルアイ】トランプ大統領のICBMディール、「ソウル火の海」は残る
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.15 08:57
米国国民の安全が2回目の米朝首脳会談の目標だというポンペオ長官の発言は、韓国はもちろん日本までも緊張させている。米国の立場では当然な言葉が同盟を不安にさせるのは、完全な非核化よりも米本土に脅威となる大陸間弾道ミサイル(ICBM)の縮小と廃棄を優先するという意味であるからだ。その場合、スカッド・ノドンミサイルの射程圏にあるソウルと東京に対する核の脅威は後回しにされかねない。
ポンペオ長官は11日、FOXニュースに「最終目標は米国国民の安全」とし「米国国民の危険を減らしていく案について対話が進展している」と明らかにした。これに先立ち3日にも「トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)委員長が再会し、我々を狙った核兵器発射の脅威を減らすことを含め、さらに安全な米国をつくるという自信がある」と述べた。「長期間の脅威の除去が進展する状況をつくった」とも話した。現在としては米国を脅かす北朝鮮の核能力は2017年7月、11月に3回の発射に成功した火星14・15型大陸間弾道ミサイルだけだ。