【社説】雇用不振に陥った韓国経済、成長最優先への方向転換を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.12 11:54
韓国経済が雇用不振の沼にはまった。一度だけのショックではない。慢性病として悪化する流れだ。最低賃金引き上げによる所得主導成長の限界が表れるのではと懸念される。現在の雇用危機状況を冷静に分析する必要がある。
統計庁が昨日出した6月の雇用動向によると、就業者は2712万6000人と、1年前に比べ10万6000人増にとどまった。昨年から今年1月まで就業者の増加幅は前年同月比20万-30万人台を維持していた。今年1月の就業者は33万4000人も増えた。しかし2月から6月まで5カ月連続で就業者増加幅は10万人台以下だった。今年上半期の月平均就業者増加数は14万2000人と、政府の今年の就業者数増加目標(32万人)の半分にもならなかった。グローバル金融危機当時の2008年9月に始まり18カ月連続で就業者増加幅が10万人台以下となって以来、最も悪い雇用成績表だ。