韓流シーズン2の最前線…韓国人のいないK-POPグループまで(2)

韓流シーズン2の最前線…韓国人のいないK-POPグループまで(2)

2017年12月04日16時07分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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韓国人のいないK-POPグループ「EXP EDITION」。(左側から)Sime(シメ)、Hunter(ハンター)、Frankie(フランキー)、Koki(コキ)ら4人のメンバーは全員、米国ニューヨーク出身だ。
  このように多くの韓国企画事務所がグローバリゼーション(Globalization)とローカライゼーション(Localization)を同時に追求する「グローカライゼーション(Glocalization)」戦略を展開している。全体的にはK-POPだが、各国の特徴を考慮して歌やダンスなどを変形させたり、メンバーを該当国出身だけに構成したりする手法も試みられている。

  実際にSMは外国人出身だけで構成されたK-POPアイドルグループを公開するために、中国・日本・タイ・インドネシア出身の練習生を選んで訓練に熱を入れている。

  だが、たった1人の韓国人メンバーもいないグループが、外国作曲家の曲を歌うというようなことをK-POPと呼んでもいいのだろうか。イ本部長は「韓国アイドルグループが歌う独特の形式の歌を、ダンスや衣装など視覚的効果を積極的に活用して表現するなら総体的にK-POPと見るべきだ」と主張する。このような基準で見れば、韓国人メンバーがなくてもK-POPと呼ぶことができるという。

  K-POPのグローバル化は音楽製作やキャスティングだけに限定されない。音楽だけでなく、歌手に関連した情報がファンに伝わる過程も今や完全にグローバル化が進んでいる。過去は外国配給会社やレコード会社などを経なければならなかったが今は変わった。K-POPグループが新曲を出すと世界各国のファンはすぐにYouTube(ユーチューブ)やVラインなどで視聴することができる。公演の場面だけではなく、スターのささいな日常生活もすべて見ることができため、熱心なファンになっていく。デジタル技術のおかげだ。

  こういったすべての要素を数多くの試行錯誤を通じて習熟させたSMなど国内企画事務所は歌だけでなく、アイドルグループ育成システムをまるごと輸出することまで考えている。他の国でのオーディションを通じて現地有望株を発掘し、韓国式に訓練した後、彼らに合う歌を与えてデビューさせるという流れだ。K-POPの歌の特徴は華やかな群舞を踊ることだが、ダンスに支障があってはならない。また、各メンバーが順に各自の個性を発揮することができるようにさまざまなセッションに分かれている。このように視覚的要素が強いK-POPを外国に無理なく根を張らせるにはキャスティングからトレーニングまですべての要素を教えなければならない。

  ソウル大のホン・ソクギョン教授は「K-POPの人気はデジタルとグローバル化が融合した結果」とし「K-POPファンが弘大(ホンデ)前のインディバンドや名もないグループを好きなくらい、今や韓流ファンの中でも好みの差別化が進んでいることを注目するべき」と指摘した。韓流が成熟段階に入ったという意味だ。

  このようなK-POPのグローバリゼーションは外国市場への進出を試みてきた韓国企画事務所が互いに切磋琢磨して影響を与え合うことによって進んでいった。K-POPをはじめとする韓流が順調に発展していくためには国内企画事務所の才気溌剌な創造力を押さえ込んではいけない。「韓流を育成すると言って当局が無駄な干渉をしようとするのが最も大きな問題」という声があちこちから聞こえていることを韓国政府は肝に銘じるべきだ。

韓流シーズン2の最前線…韓国人のいないK-POPグループまで(1)

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