【コラム】技術強国コリア、融合と疎通で導くべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.14 09:56
高麗末の科学者であり武人である崔茂宣(チェ・ムソン)が執念と情熱で開発した火薬と火砲は30年以上国家の懸念だった倭寇を新浦(シンポ)で大きく撃退した一番の貢献者だった。朝鮮時代に世宗大王(セジョンデワン)が民のための政治を実現できたのも自撃漏(水時計)や天文器具などを作って農業発展に大きく寄与した蒋英実(チャン・ヨンシル)という科学者がいたためだ。
技術開発は一国家の興亡盛衰を越えて人類文明の発展にも大きな影響を与えた。古代では鉄器文化のアッシリア帝国が、近代では蒸気機関の英国が、現代ではデジタル・自動化を先導している米国などの先進国がグローバル経済を動かしている。世界各国と企業は新たな技術革命を準備している。既に私たちのすぐ近くまでやって来た人工知能、モノのインターネット、自動運転車など第4次産業革命の技術優位のために静かな戦争を進行中だ。さらに米国は先月27日に火星探査船インサイトを成功裏に着陸させたことで宇宙航空分野での優れた技術力を改めて立証した。