韓国とアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）が宇宙探査分野で協力体系を構築する。

韓国未来創造科学部はＵＡＥ宇宙庁と今月３１日（現地時間）、首都アブダビで「平和的目的のための宇宙探査と利用における協力に関する了解覚書」を締結すると２６日、発表した。

今回の協力了解覚書は、２０１５年に開催された韓国・ＵＡＥ首脳会談当時に意見が交換された宇宙協力に関する後続措置だ。今回の締結式はＵＡＥ宇宙庁の主催で開催される「グローバル・スペース・コングレス（ＧＳＣ）」を機にアブダビ現地で行われる。

今回の了解覚書の締結は、２０１５年３月、朴槿恵（パク・クネ）大統領がＵＡＥとの首脳会談で意見を交換した宇宙協力に関する後続措置の一環だ。了解覚書には▼宇宙科学、技術およびその活用▼宇宙政策、法律および規定に関する意見交換▼人材開発分野における協力－－を強化する内容が含まれている。これを通じて、ＵＡＥの安保需要を狙った衛星・映像輸出の拡大、発射場の建設、衛星組立施設の増築などで韓国企業の参加機会が拡大するものと期待される。

未来創造科学部は「民間を中心に進められていた協力事業を、今後、政府レベルにも拡大して両国の交流事業を推進していきたい」と明らかにした。