<インタビュー>南北、信頼構築と共同の関心で対峙状況を乗り越えよう(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.31 16:38
--過去のドイツ社会民主党のシュレーダー政権で推進した「アゲンダ2010改革政策」がメルケル首相のキリスト教民主・社会同盟連合政権で輝きを発しているという評価だ。多くの国がこの政策に関心を持っている。韓国も同じだ。韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領も韓国の公務員年金改革で欧州の事例を参考にすると最近話した。
「多くの国がドイツの改革経験に関心が多いのは事実だ。ドイツはこの改革政策の推進で、断固たる改革政策は実を結ぶという事実を見せた。もちろん改革が熟して国民にプラスの効果を出すまでには多くの努力と忍耐が必要だという点も事実だ。改革が持つこうした点を隠さない。改革というものは、最初は多くの人たちが無理だと考えがちだ。改革政策により政治的に、実質的に損害が発生したりもする。現在、欧州で金融危機を克服する過程でもこうした状況を経験している。ドイツは我々が決心した改革を断固として共同で実行していくだろう」(アゲンダ2010とは2003年3月にシュレーダー首相が発表した改革案で、労働市場労働法、社会保障制度、経済・財政政策、教育と企業革新などに対するドイツ政府の中長期的改革プログラム。年金をはじめとする社会保障を凍結し、労働市場を柔軟にして税金を減らす政策だ)