<安倍の日本>「現行憲法は勝戦国に捧げた反省文であるだけ」
「現行憲法の前文は敗戦国が勝戦国(連合国)に捧げた反省文と同じだ。自分の手で作った憲法をもったときに初めて真の主権国家だと言える」--。
26日、日本首相に就任する安倍晋三自民党総裁の持論だ。日本憲法に世界どの主権国家にも類例がない「軍隊保有禁止」条項(9条)が作られたのは第2次世界大戦以前とともに日本を占領した連合軍総司令部によるものだった。ダグラス・マッカーサー司令官の下、将校たちが下書きを作った。これは戦犯国家である日本の再武装を制限しようとする意図であった。日本の右派たちが「強要された憲法」と主張する理由だ。