【コラム】中国、今はベルトではなくバッグだ=韓国(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.02.03 09:54
上げ潮には網さえ投げれば誰でも魚を捕ることができるが、引き潮になれば真剣勝負だ。本当の選手でなければ、その間に身につけた肉までもすべて吐き出す。今、中国市場で韓国が直面した現実がまさにそれだ。韓国は輸出がダメならば株式がダメで、消費がダメになり、雇用もダメになる。情報技術(IT)分野の研究開発(R&D)の中心がシリコンバレーである理由はITの最大市場が米国だったためだが、今は違う。今、世界最大のITと自動車市場は中国だ。今はR&Dもシリコンバレーでなく中国の「中関村」で行われる時代が到来した。
飛行機・航空母艦・宇宙船・宇宙ステーションを作る国を、携帯電話や自動車もまともに作れないと無視しているのが韓国だ。無視をして痛い目にあう。中国人を下請工場の労働者と考えることから変えてこそ、韓国が生き返る。路上で中国語を話せば工事現場の作業員扱いされるが、ロッテ免税店の11階に行けばVIP待遇を受ける。ほかの国の旅行者は全て観光客といいながら唯一、中国の旅行者だけを「遊客」と呼ぶ理由は何だろうか?