国産新ビール「Kloud」登場1カ月…うごめく韓国ビール市場(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.05 09:27
ロッテ酒類の内部評価も上々だという。ウ・チャンギュンマーケティング理事は「セウォル号事故のために本格的にクラウドを広報できなくても認知度が相当高いと分析されている」と話した。クラウドはまだ大型マートの中で最も多い店舗数を持つイーマートはもちろん一般飲食店にもまともに納入されずにいる。
「さらに見守らなければ市場に無事に定着したのか分からない」という用心深い反応も多い。イ・ギョンジュ韓国投資証券研究員は「消費者は新製品の味が気になって購入するケースがあり、味の良し悪しに関係なく初期購買の物量が存在する」として「その後に再購買されるかが重要だが、短くても3カ月程度過ぎなければ判断できない」と説明した。このため今から本格的な「国産ビール三国志」に向かうかどうかが決まるだろうと酒類業界の関係者らは口をそろえた。予想通り、ロッテ酒類のチョン・ジヒョンの広告開始に前後してOBビールとハイト真露も攻勢を図っている。OBビールはブラジルワールドカップ(W杯)公式ビール「カスフレッシュ(Cass Fresh)」のCMを3日公開した。「皆で一緒にリズムを(All in one rhythm)」というワールドカップ公式スローガンをテーマにサッカーの試合場面とカスのイメージを合わせて編集した。ビョン・ヒョンソプOBビール理事は「W杯後には海水浴場を中心にした夏のマーケティングを進めて国産ビール1位の地位を強固にするつもり」と強調した。