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【コラム】口を閉じて考えなさい=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.27 13:59
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放った矢と流れた時間、そして口の外に出した言葉は元に戻らない。気分が悪いとか気に入らないとか、腹が立つからと不用意に言葉を吐いて後悔したことが1回や2回だっただろうか。なぜ私はもう少し言葉について用心できなかったのか。年を取るほどに後悔と自責の念が大きくなる。「慎言」の重要性をもう少し早く悟っていた私の人間関係や生きざまも今とは大いに違っていたことだろう。だが誰を恨むだろうか。

ロシアの作家トルストイが晩年に残した瞑想集『Wise Thoughts for Every Day』を読んで「舌先まで出てきた悪い言葉を吐き出さずに飲み込んでしまうこと、それが世の中で最も良い飲み物だ」という句を発見した。的を得た話に激しい共感を覚えた。「口を閉じて考えなさい」という小見出しがついた瞑想集の一節を引用してみる。

 
「装填された銃は気をつけて扱わなければならないということは誰でも知っているが、言葉に気をつけなければならないという事実はしばしば忘れる。言葉が多い人であるほど行動はほとんどしない。賢明な人は行動よりも言葉が先んじるかと警戒し、話す前に長い間沈黙する。言いたい時ごとに口を閉じて考えなさい。その言葉が本当に話す価値のある言葉なのか」

核実験をしてミサイルを撃つ北朝鮮に対して韓国の為政者が連日、辛辣な言葉を吐き出している。北朝鮮の5次核実験のせいで海外歴訪日程を短縮して帰国した朴槿恵(パク・クネ)大統領は「権力維持のために国際社会と周辺国のいかなる話も聞かないという金正恩(キム・ジョンウン)の精神状態は統制不能とみなければならないだろう」と話した。事実上、金正恩氏が「気違い」すなわち「狂人」だという話だ。尹炳世(ユン・ビョンセ)外交長官は先週、UN総会の基調演説で北朝鮮を「常習的法律違反者」と規定して北朝鮮の国連加盟国の資格について公開的に疑問を提起した。

住民の生活や人権は見捨てて核とミサイル開発だけに熱を上げている北朝鮮指導者の形態は誰が見ても間違っていて正常ではないからだ。当然批判を受けなければならない。過ちを犯した人を非難してののしるのは簡単だ。誰でもできることだ。だが為政者の役割は違わなければならない。北朝鮮の指導者に向かって言葉の爆弾を撃つことは下の人々に任せ、為政者は静かに対策を悩まなければならない。

それでも大統領から長官まで責任ある政府当局者が立ち上がって連日北朝鮮に対して乱暴な言葉を吐き出すのは、もしかしたら「私たちも対策がない」という無力感と挫折感の表現かもしれない。それでも為政者は責任ある言葉をいわなければならない。相手方を狂人に追い立てて何をどうしようというのか。「狂ったX」にはこん棒が薬だとか無条件にひっ捕まえるという声なのか。北朝鮮の国連加盟国の資格を剥奪できる現実的な可能性を度外視したまま一国の外交長官が国際舞台でいかなる言葉でも怒鳴りまくるのは、外交官の基本資格を疑わせる非外交的ナンセンスだ。北朝鮮を統制する方法がないことを万人の前で自認した格好ではないのか。


【コラム】口を閉じて考えなさい=韓国(2)

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