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【取材日記】要注意兵士、根本的な解決策を

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.30 13:17
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25日午前11時、ソウル広津区の東ソウルターミナルは、軍服を着た兵士であふれていた。休暇を受けたり休暇を終えて帰隊するところだった。兵長を選んで接近してみた。部隊生活を長くし、関心兵士(要注意兵士)の実態をよく把握していると判断したからだ。兵士8人に話しかけたが、4人は「休暇を受ける時、厳しく注意を受けて出てきた」と言って言葉を控えた。「関心兵士がいるか」という質問には「いる」と答えたが、詳しい話は避けた。ソウル駅で会った一部の兵士は「休暇中、部隊から箝口令を命じる電話を受けた」と話した。箝口令で関心兵士の問題が伏せられるだろうか。

今の兵士は入隊前に集団生活をした経験がほとんどない。海外留学中に入隊したり、別々に暮らす家庭で育ったケースが増えた。社会環境が大きく変わった。以前なら「軍隊だからそういうものだろう」として受け入れた。今はそうでない。「理解できない」という不満が最も多い。ある元将星は「関心兵士の問題は時限爆弾」と述べた。

 
関心兵士制度の趣旨はよい。普段は指揮官が管理し、症状が激しければ非戦キャンプに送って治癒する。正常に作動する時は良いが、これが烙印の道具に転落すれば、いじめと極端な結果を招く。関心兵士に分類されなくとも、行動が遅かったり一緒に交わることができなければ関心兵士としてからかわれたりする。同僚が気づかないよう慎重に管理しなければならないが、実際、小隊長-分隊長-分隊員の順に公開される。

江原道洪川郡で転役したある予備役兵長は「第2のイム兵長」と似た経験談を伝えた。ある関心兵士がいじめに耐えられず、「先任を銃で撃ってしまいたい」と行政補給官に打ち明けたという。事件にならなかっただけで、あちこちに雷管が隠れているということだ。最近、GOP(一般前哨)で同僚兵士を殺害したイム兵長のような極端な行為はせず、休暇の最後の日に農薬を購入して自殺を図り発覚した兵士もいる。

武器と装備を先端化すれば軍事力が高まるのではない。それを扱う兵士に問題があれば、先端装備にいかなる意味もない。兵士の精神健康投資が軍事力の増強であり、安保の強化だ。民間部門には社会福祉士と心理相談士があふれている。この人たちを専門相談員として採用し、兵士をケアする必要がある。関心兵士の中には精神科専門医の治療が必要なケースもある。しかし専門医に会うのは容易でない。関心兵士政策において国防部の医務パートとの協力を強化しなければならない。前方部隊の指揮官ラインで管理するのが難しい関心兵士は後方に配置するなど、職務移動を円滑にする必要がある。関心兵士の問題は「箝口令」でなく、根本的な処方で解決するべきだ。

キム・ヘミ社会部門記者

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    2014.06.30 13:17
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    イラスト=キム・フェリョン記者
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