金日成（キム・イルソン）主席生誕１００周年と強盛大国元年を迎え北朝鮮が平壌（ピョンヤン）を「展示用」の都市として活用している。

交通量が増加し、停電にならないなど外国人観光客らに隙のないように見せるために努力しているという話だ。しかし窓ガラスがないアパートに入居者が居住する姿は「玉にきず」と指摘されている。

米ラジオフリーアジアは２４日、最近北朝鮮を訪問したある米国人観光客の話として、平壌のあちこちで建設が活発に行われた。高層アパートに窓がついていないなど完工していない状態で入居者が堂々と住んでいた」と伝えた。

昨年も北朝鮮を訪問したという彼は特に外国人観光客に対する北朝鮮住民たちの自然な反応に驚いた。同行した通訳と比較的自由に対話ができ、写真撮影に対する規制も厳しくなかったためだ。

金日成誕生日の４月１５日の太陽節の期間に外国人観光客を率いて北朝鮮に行ってきた中国の旅行会社関係者も、「観光客があいさつに手を振ったり微笑を浮かべても無反応だった北朝鮮の住民が今年は一緒に手を振ったり微笑であいさつに答える姿を見せた。この数年間北朝鮮観光を率いながら初めて見た」と伝えた。

外国人は高級日本料理店で新鮮な刺し身を食べたり、ホテルの客室では英ＢＢＣ放送を視聴することができる。普段ニュースで接した北朝鮮の電力難や飢える住民たちの姿は見ることができなかったと外国人観光客は伝えた。

金晋希（キム・ジンヒ）記者