韓国は文、日本は安倍だが、中国は李克強…韓日中首脳会談の格に合うのか

韓国は文、日本は安倍だが、中国は李克強…韓日中首脳会談の格に合うのか

2018年05月04日14時51分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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昨年11月14日午前(現地時間)、フィリピン・マニラで開催された第20回ASEANプラス3(韓日中)首脳会議に出席した文在寅大統領、安倍首相、李克強首相。
  9日に東京で開催される韓日中首脳会談には文在寅(ムン・ジェイン)大統領、安倍晋三首相、李克強首相が出席する。韓国と日本からは最高指導者が出席するが、中国からは習近平国家主席でなく李克強首相が来る理由は何か。

  これは韓日中首脳会談が始まったきっかけと関係がある。1999年11月28日にフィリピン・マニラで開催された「ASEAN(東南アジア諸国連合)プラス3(韓日中)首脳会議」で、当時の金大中(キム・デジュン)大統領が「我々も一緒にお茶でも飲みましょう」と述べながら小渕恵三首相、朱鎔基中国首相に会談を提案した。これが韓日中首脳会談の始まりだった。

  3人は2000年11月にシンガポールで開催されたASEANプラス3首脳会議で再会し、金大統領が「今後、ASEANプラス3首脳会議が開催されるたびに3カ国首脳も必ず会おう」と定例化を提案した。小渕首相と朱首相も賛成し、3カ国首脳会談の土台ができた。

  中国側が序列1位の国家主席でなく2位の首相が韓日中首脳会談に出席することになった理由は、このようにASEANプラス3首脳会議が出発点だったところにある。中国ではASEANプラス3首脳会議に首相が出席してきたからだ。

  トウ小平執権後の1970年代後半から中国は7人前後の政治局常務委員が国政を運営する集団指導体制を維持してきた。国家主席を兼ねた共産党総書記が第1人者であるが、残りの政治局常務委員との関係は水平的に見なされた。主席は国防・外交を、首相は経済・内政を担当するのが慣例だった。特に経済では首相の全権が認められたため、経済問題を主に議論する多者首脳外交行事には主に首相が出席した。3カ国会談が始まった当時は江沢民主席だったが、朱鎔基首相が経済を引き受けたため江・朱体制と呼ばれた。

  韓国は92年の中国との国交正常化以降、国家主席、首相ともに首脳礼遇をしてきた。韓国大統領が国家主席に会っても首相に会っても公式名称は同じ「首脳会談」だった。

  しかし今の中国は当時と状況が違う。習主席が1人支配体制を強化して独走しているからだ。中国共産党中央政治局は昨年10月、「党中央集中領導強化に関する若干の規定」を通過させ、李首相が習主席に毎年業務報告をすることにした。習主席が李首相から経済権力を奪いながら上下関係を明確にしたのだ。中国でも今は習・李体制と呼ばない。

  したがって韓国の礼遇も変わるべきではという指摘が出ている。昨年11月にフィリピンで開催されたASEANプラス3首脳会議をきっかけに文大統領と李首相が初めて会った時も名称に関する議論があり、多くのメディアはこれを「首脳会談」でなく「会談」と表記した。

  このため韓日中首脳会談に中国の国家首脳でなく首相が出席するのが適切なのかという問題が提起されている。格に合わない人物と見る余地があるということだ。中国内部事情に詳しい消息筋は「中国の首相を今後も首脳として礼遇して現在の韓日中首脳会談体制を維持するかどうかについて3カ国が共に考えてみる必要がある。韓日からは首脳が出席するが、中国は首脳でなく首相を送るというのは妥当でない側面がある」と話した。
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