IS、米国記者を殺害…オバマ大統領「イラクのどん底」に陥るか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.21 11:20
過去にも同じようなことがあった。ISの前身といえるアルカイダがそうだった。2002年にパキスタンでアルカイダの指導者ハリド・シェイク・ムハンマドによってウォールストリートジャーナルの米国人記者ダニエル・パール氏が殺害された。2004年にもアブ・ムサブ・アル・ザルカウィが導くアルカイダ・イラク支部が米国人記者ニコラス・バーグ、ジャック・ヘンスリー両氏や韓国人キム・ソンイル氏を同じ方法で殺害した。当時、ジョージ・W・ブッシュ政権は世論の支援の中で大々的な反撃に出た。アール・ザルカウィ自身も2006年、米軍の空爆で死亡した。
今回のフォーリー氏の死も同じように展開する可能性がある。バージニア大学のレリー・サバト教授は「過去のように米国人の間に米国がより攻撃的にISに対処しなければならないという認識を強化させるかもしれない」と分析した。イラク政府に参加したスンニ派指導者も「空爆が拡大するように願う」と要求している。ウォールストリートジャーナルはこのために「結局、米軍がイラクの空軍になるという、オバマが公開的に望んでいないと話したそのような姿になる恐れがある」と展望した。