【コラム】転換点を迎える対北朝鮮政策(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.04.05 13:33
中国の場合、北朝鮮との関係維持が容易ではない展望だ。中国の対北朝鮮政策は、北朝鮮の3次核実験以降何度も変わった。北朝鮮が3次核実験を押し切った後、多くの人々は朝中関係が冷却期に入ったと分析した。だが昨年10月10日に劉雲山中国共産党政治局常務委員は北朝鮮労働党創建70周年の閲兵式に参加して中国の対北朝鮮政策の方向性が変わったという事実を持ち出した。北朝鮮は持続的な挑発をして中国政府の悩みになるかもしれない。北朝鮮の4次核実験以降、中国の政策が再びどのように変わったのか分からない状況だ。
中国と北朝鮮の連帯が乱れる可能性もある。最近、王毅中国外相は北核問題を解決するためには6カ国協議だけでなく北朝鮮を除いた5カ国協議も可能だと明らかにした。5カ国協議について否定的だった中国が態度の変化を示唆したのだ。もし5カ国協議で各国が韓半島問題に対する解決策を導き出して北朝鮮を断固として制裁することに合意するならば、国際社会の対北朝鮮政策は新たな転換点を迎えることになるだろう。先月31日のオバマ大統領と王毅外相の会談後に米国と中国が北朝鮮問題に関して本当に力を集め始めるならば、その転換点は予想より早く訪れることになるかもしれない。