借金で耐える韓国自営業者…第2金融圏からの借入、今年43兆ウォン急増
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.17 15:58
2カ月前までコンビニエンスストアの店主だったコさん(46)は、最近、自動車組立工場に働きに出ている。2016年10月にオープンしたコンビニエンスストアはオープン初期に一日120万ウォン(約12万円)を売り上げてからは80万~90万ウォンへ、今年に入ってからは40万~50万ウォン台へと大きく落ち込んだ。結局、今年6月に店を閉めた。だが、建物主との摩擦のせいでまだ店を整理できず、月々の賃貸料154万ウォンだけが2カ月間、保証金から出ていっている。コさんは「コンビニエンスストアをしながら死ぬほど働いても手元に残るお金は月150万ウォンほどだった。自営業者として生きていくのは本当に大変だった」と話した。
国税庁が自営業者に対する税務調査を一時的に免除することにしたのは、それだけ自営業の経営環境が悪化したためだ。国税庁と統計庁によると、昨年の自営業廃業率は87.9%で歴代最高値を記録した。10軒開店すれば9軒廃業するという意味だ。特に、飲食・宿泊業など自営業4大業種は昨年48万3985軒が新たにできて42万5203軒が店を閉めた。昨年の廃業率は前年に比べて10.2%ポイント増え、この数値は今年90%を越えるものと予想されている。