【コラム】17兆ウォンの粒子状物質対策
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.06 13:03
韓国政府は先月26日、「粒子状物質管理総合対策」で2022年までに粒子状物質排出量を30%減らすと発表した。今後5年間、それに17兆ウォン(約1兆7900億円)の費用がかかるだろうと述べた。17兆ウォンには政府予算7兆2000億ウォンと地方予算2兆ウォンが含まれている。風力・太陽光のような再生エネルギーや電気自動車などエコカーの普及を増やすのに使われる。
企業など民間でも8兆ウォンを負担しなければならない。差し当たり石炭火力発電所4カ所の燃料を液化天然ガス(LNG)に変えるのに1兆ウォンかかる。企業としては窒素酸化物排出負担金を支払い、汚染防止施設も改善しなければならない。計算してみれば国家予算も、企業負担も17兆ウォン全てが国民の負担だ。それでは韓国の国民はそれだけ恩恵を受けることができるのだろうか。