「イラン効果」、不況に苦しむ韓国建設・造船・重工業界に追い風(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.30 10:11
不況に苦しむ韓国の建設・造船・重工業界に「イラン効果」が表れている。大林(テリム)産業が29日、イランで2兆ウォン(約2000億円)台の受注を知らせたが、同日、大宇造船海洋もイラン内の造船所開発事業に参加すると発表した。12日には現代重工業がイラン国営海運会社IRISLから7億ドル相当の船舶10隻を受注したと伝えた。
大林産業はこの日、イランのイスファハン石油精製会社(EORC)が発注した2兆3036億ウォン規模の石油精製工場改善工事を単独で受注したと明らかにした。韓国建設企業がイランで受注した工事では過去最大規模となる。今回の工事はイランの首都テヘランから南に400キロほど離れたイスファハン地域で稼働中の工場に追加の設備を入れ、高付加価値製品を生産するプロジェクト。大林産業は工事の設計から資機材購買、施工・金融調達など全過程を引き受ける。本契約は来年1月中に締結する予定であり、工事期間は着工後48カ月。