【時論】北朝鮮の平和攻勢、非核化・韓米同盟の堅持を(2)

【時論】北朝鮮の平和攻勢、非核化・韓米同盟の堅持を(2)

2018年01月03日13時49分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  このような南北関係改善の平和攻勢を裏付けるためにも、北朝鮮は冬季五輪への参加とこれに向けた南北会談に出席する可能性が高まった。最低限、平昌冬季五輪とパラリンピック期間には挑発の可能性を低めることができたので鼓舞的ではある。だが、北朝鮮の南北関係改善のゼスチャーは、北朝鮮の核武装は認めながら韓米合同演習の中断など深刻な事案を含んでいるためバラ色とばかりは言い切れない。しかも北朝鮮は、韓米合同演習の中断など変化がなければいつでもこれに難癖を付けて非難しながら軍事的挑発を再開する可能性を排除することはできない。

  北朝鮮は2015年の新年の挨拶でも高官接触、部門別会談、最高位級会談などに言及したが、状況が思い通りに進まないと見るや、むしろ木箱入り地雷の挑発に及んだ前例がある。当時、北朝鮮が本当に対話を通じて南北関係を改善する考えがあったなら、中断されていた高官接触の再開や部門別会談も可能だった。実際、北朝鮮はその時の雰囲気や環境によって最高位級会談もできない理由がないといって韓国の期待を集めた。しかし、結局その期待は強い失望として我々に返ってきた。

  北朝鮮は平和攻勢で韓米軍事同盟の分裂と韓国内の葛藤を誘導する可能性がある。「自主、我が民族同士」を強調して韓半島における米国の影響力を排除し、その結果によって北朝鮮への圧迫と制裁局面から脱離しようとする戦略だ。また、このような隙間に乗じて核の高度化や能力向上のための時間を稼ぐことができる。このような点を勘案して、政府は北朝鮮の対話ジェスチャーにもっと慎重に対処することが望ましい。また、平昌冬季五輪開催を控えた状況で、圧迫と制裁という大きな枠組みを堅持しながらも北朝鮮の南北関係改善の要求にもっと積極的に対処する必要がある。

  鄭永泰(チョン・ヨンテ)/北朝鮮研究所長

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