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朴大統領が求める秘書室長のモデルは…(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.27 11:37
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青瓦台(チョンワデ、大統領府)の閔庚旭(ミン・ギョンウク)報道官の返答は昨日と同じだった。「人事に関しては今日も特に話すことはない」。26日ですでに9日連続だ。金淇春(キム・ギチュン)大統領秘書室長の辞意が受け入れられたが、空席は満たされていない。朴槿恵(パク・クネ)大統領は3月1日、中東歴訪外交に出発する。今年初めての海外歴訪だ。大統領の不在中に青瓦台を守るのは秘書室長だ。大統領はなぜ後任の室長を発表できないのか。いったいどういう事情があるのか。大統領の考えをよく知るといわれる青瓦台のある参謀に26日午後に尋ねた。

--いつ発表するのか。

 
「まだ大統領は決断できないようだ」

--歴訪前に発表するのか。

「候補に意志を打診したが、返答を待つという話がある」

--誰を念頭に置いているのか。

「大統領以外に知っている人はいないだろう」

青瓦台内外にいる朴大統領の最側近の言葉を総合した結果、秘書室長人選が遅れる理由は2つ考えられる。

<1>「金正濂のような人物がいない」=金正濂(キム・ジョンリョム)元秘書室長は朴正熙(パク・ジョンヒ)元大統領の人であり、執権期間(18年6カ月)の半分の9年3カ月を補佐した“経済通”の最長寿秘書室長だ。青瓦台の紀綱を厳格にし、商工部長官出身であり経済も管理した。参謀型で私心のない秘書室長として朴大統領の記憶に残っているという。朴大統領のファーストレディー時代の秘書室長でもある。与党の関係者は「大統領は、能力があり、私心に偏らず、最後の公職として過ごす人を望んでいる」とし「金正濂元室長がまさにそのようなモデルであり、そういう人を探している」と話した。

<2>[金淇春のような人がいない」=皮肉にも金正濂に近い人物が金淇春室長だ。朴大統領は新年の記者会見で金室長を「あまり見られない、私心がない方」「席にこだわる理由もなく、そばで支えてくださった」と評価した。そのような金淇春室長に代わる人材を探しているのだ。朴大統領のある知人は「下馬評に上った人たちは有能だが、金正濂モデルに比べると短所がはっきりと見え、選択が難しい」とし「室長職の話を受けても金淇春室長の後任という点が負担になり、断っていると聞いている」と話した。続いて「歌手もチョ・ヨンピル、イ・ミジャの後に歌うのを嫌がる人が多いではないか」と語った。


朴大統領が求める秘書室長のモデルは…(2)

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