李正姫、今度は「朴槿恵氏は独裁者」…野党は逆風憂慮(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.11 10:08
李正姫(イ・ジョンヒ)統合進歩党代表が大衆集会で「朴槿恵(パク・クネ)大統領」という呼称を使わず「朴槿恵氏」と呼んだ。歴代の大統領に向けて相手陣営から出ていたきつい言葉とは性格が違う。李代表の呼称には、朴大統領を大統領として認めないという意味が含まれており与党政権の反発を買っている。
李代表は9日、ソウル駅広場で政府の党解散請求を非難する演説を約10分間行った。朴大統領を主語にした言及が3回出てきたが、1度も「大統領」という表現を使わなかった。「政権を批判すると、野党に内乱陰謀罪を使って政党解散まで請求しながら憲法を破壊する朴槿恵氏がまさに独裁者ではないですか?言われる通りにしなければ検察総長までを切り出す朴槿恵氏が独裁者ではないですか?」や「朴槿恵氏を女王として迎えて息をひそめているまさにあのセヌリ党…」という言い方だった。この日午後7時にソウル広場で行った集会では、朴大統領の欧州歴訪に言及して「39年ぶりに『朴槿恵王女』がパリを訪問した」と皮肉った。
李代表は昨年の大統領選のテレビ討論でも朴大統領の面前で毒舌を浴びせた。李代表は当時、テレビ討論の出演自体を「朴候補を落とすために出てきた」と宣言して論争を起こした。野党圏内部ですら、当時の李代表の行き過ぎた態度が保守層を結集させて大統領選挙敗北の主要な原因になったという分析が出ていたほどだ。