中国NAND、韓国を猛追撃…韓国「漂流する半導体クラスタ」憂慮(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.12 11:14
半導体産業の超格差維持のために必須なのが最適な位置に投資することだ。アン・ギヒョン氏は「特に半導体装備や素材、部品企業が近くに位置していなければならない」と話した。ここに研究を担当する大学や研究機関との連携も外せない。特に韓国半導体産業は、装備は約80%、素材は50%ほどを海外に頼っている。半導体業界と学界はクラスタを作って研究開発(R&D)を強化することによって国内の装備・部品企業の競争力を全般的かつ総合的に引き上げる課題を解決しなければならないとみている。ソウル大学半導体共同研究所のイ・ジョンホ所長は「素材・部品企業が伴わない半導体クラスタは意味がない」とし「半導体クラスタが競争力が落ちる場所に入った場合、協力企業がついて行くことができず、結局失敗してしまう可能性が高い」と話す。
このため、地方自治体の半導体クラスタ誘致競争が本格化しながら半導体装備や素材企業は今から心配の色が隠せない。匿名を求めた半導体装備企業の社長は「私たちは龍仁(ヨンイン)に工場を構えているが、クラスタの立地が遠くに決まった場合、既存工場との効率が落ちるため参加する考えはない」とし「他の部品企業も半導体工場ができるからといってインフラが全くない場所に無条件でついて行くというところは多くないだろう」と話した。匿名を求めた素材企業関係者も「もし首都圏から遠く離れたところにクラスタが造成されれば、サムスンやSKのような大企業も人材を求めることが容易でないが、私たちのような中小企業が人材を獲得するのは初めから不可能」と話した。