ランサムウェア、変種悪性コード280種の登場で「第2の波」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.16 14:19
150カ国で20万件を超える被害をもたらしたランサムウェア「WannaCry」が多様な変種コードを量産しながら進化している。いわゆる「第2の波(Second Wave)」の出現だ。ランサムウェアはデータを暗証化して人質(ransom)にし、金銭を要求する悪性コードだ。韓国内でも被害事例が相次ぎ報告されており、セキュリティー業界はその影響に注目している。
欧州を中心にした初期攻撃はある程度一段落した雰囲気だ。英国の22歳のセキュリティー専門家であるマーカス・ハッチンス氏が開発した「キル・スウィッチ」が大きな役割を果たした。キル・スウィッチは悪性コードの弱点を利用して特定のドメイン登録を誘導し、攻撃を中断させる装置だ。業務が麻痺していた英国の国民保健サービス(NHS)傘下の16病院とフランスのルノー自動車の自動化工場、ドイツの国営鉄道会社と米国のフェデックスなどは被害をある程度復旧したことが分かった。