天気が味方してくれれば…セウォル号、来月4~5日に引揚げも(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.21 15:31
全羅南道珍島郡(チョルラナムド・チンドグン)の屏風島(ピョンプンド)から北に約5キロ離れた海域。今月17日午後2時ごろに珍島西望(ソマン)港から出発した船は、17ノット(時速31キロ)の速度で1時間10分ほどかけて現場に到着した。1067日前、セウォル号が沈没した孟骨(メンゴル)水道だ。激流で有名な場所だが、この日は風が強いだけで波は0.5メートル前後で穏やかだった。海には春の陽気がさんさんと降り注いでいたが、周辺には緊張感が漂っていた。
真っ先に目に飛び込んできたのはそれぞれ全長140メートル、152メートルのジャッキング・パージ船2隻だった。これらパージ船はセウォル号を持ち上げる任務を担当する。ここから約2キロ離れたところには船首と船尾だけを水面上に突き出している半潜水艇が待機していた。パージ船が持ち上げたセウォル号を載せて87キロ離れた木浦(モクポ)新港に移動する役割を担う。パージ船2隻は6日と7日、半潜水艇は16日にそれぞれ現場に到着した。