【社説】THAAD配備に先立ち中国の説得に最善を尽すべき=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.11 10:39
米国の高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の韓国配備の決定に対する中国の反発が予想水準を越えている。中国の反発が実際の行動につながった場合、韓中関係だけではなく米中関係にも深刻な波紋が予想される。かろうじて維持されている北核共助にも亀裂が避けられない。中国の説得が火急の問題となった。
中国外交部は今月8日、韓米両国のTHAAD配備決定の発表が出てから31分後に「強烈な不満」と「決然とした反対」を盛り込んだ声明を発表した。ことし1月、北朝鮮の4回目核実験の時に6時間が経過した後に声明を出したこととは対照的だ。中国国防部は別途談話を通じて「戦略的安全と戦略的均衡のために必要な措置を考慮する」と警告した。軍事的対応措置の可能性まで暗示したものとみられる。