【コラム】朴槿恵時代の維新(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.21 16:10
荒々しい変化の波に巻き込まれてここまできた。私たちが進むべき方向を定め、社会的合意を導かなければならない元老も力を失った。尊敬心が消え、組み分けに巻き込まれて侮辱されるのが常だ。権威でのみ結論を出していた時代が正常なのではない。事実が尊重されて、開かれた討論を行って結論を下すことが正常だ。しかし既得権をつかんだまま崩れた権威にぶらさがって、無条件反対を叫んで勝利至上主義に陥っている状況では答がない。いくら正常化の道だと言っても、合意した規則がなければアプローチできない。
社会統合の必要性は皆が認める。だが各自、自分のやり方だけを前面に出す。重要なのは聞く耳を持つことだ。他人の話を聞くところから始めなければならない。新しい枠組みをつくる最初のボタンは政治家たちの役割だ。