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【グローバルアイ】松下政経塾が危機というが=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.18 10:28
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東京から電車で1時間ほどの距離にある神奈川県茅ヶ崎。「松下政経塾」は美しい浜辺にある。パナソニック創業者の松下幸之助氏が1979年、「未来の日本を担う指導者を育成する」という目標で私財70億円を投じて設立した人材養成所だ。昨年8月末、第1期生の野田佳彦氏が首相になった後、松下政経塾を訪問した。

特派員として赴任してまだ1カ月も経っていない時だった。少なくとも2週間前に申請しても取材許可を受けられるかどうかという日本式の慣行を知らずに訪問したため、結果は明らかだった。「多くの依頼が入っているが、すべて断っている。これが政経塾の方針」という冷たい一言で踵を返した。

 
政経塾は「カメラのフラッシュで勉学の雰囲気を妨害されたくない」として、日本メディアの取材要請も同じく断った。政経塾のプライドだった。

政経塾は入学も難しく、入学後のカリキュラムも厳しい。入学試験には面接と論述、集団討論、TOEICのほか、体力測定も含まれている。2時間スポンジと洗剤で便器をピカピカに磨くトイレ掃除も課題だ。指導者になるには知的能力に劣らず、強い精神力と真摯かつ謙虚な姿勢が要求されるという理由からだ。4年間のうち2年間は寄宿舎で団体生活をしなければならない。政治学・経済学・財政学のほか、茶道・書道・剣道・座禅・神宮参拝など日本伝統授業も受ける。午前6時に起床した後、全員がほうきを持って清掃し、3週間は工場でペンキ塗りも体験する。自衛隊の訓練に100キロ行軍もある。こうした厳しい修練を乗り越えた卒業生が、日本の主要ポストに進出している。今回の総選挙が行われる前、現役議員だけで38人だった。

しかし最近、朝日新聞が「松下政経塾の危機」を報道した。ピーク時は900人以上いた志願者がこの春には100人に減り、うち4人だけが選抜された。支援者の急減にはいろいろな理由があるだろうが、総選挙を控えて政治家養成所が乱立したことも一つの原因だ。特に極右政治家の橋下徹氏が立候補者募集のために急造した「維新政治塾」にはなんと3000人以上が応募した。苦労を耐え抜かなければならない松下政経塾より、12万円の受講料で出馬の機会をつかめる模造の熟成コースを選ぶ人たちが多いのだ。

松下政経塾も変化に力を注いでいる。「国家観と人間観を持つ人材の養成」という33年前の創立精神に戻るため、「松下精神」教育を増やしているという。しかしそれだけでは足りない。この際、右翼性向に傾く学風にもメスを入れる必要がある。

日本に対する国家観教育が過去の歴史否定と周辺国の無視につながり、民主党の閣僚として靖国を初めて参拝した松原仁元国家公安委員長のような卒業生ばかり輩出すれば、橋下氏の模造養成所と何の違いがあるのか。

ソ・スンウク東京特派員

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