【取材日記】政府機関が中小企業の技術を盗用すれば…=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.17 15:07
最近、中小企業界で浮上している問題がある。特許技術の盗用件だ。普通、中小企業が開発した技術を大企業が真似したり、人材を引き抜いたりすることを思い浮かぶ。だが、真似する主体が政府機関で、その対象がスタートアップ水準の中小企業であれば違う問題だ。
問題の始まりは先月、農村振興庁が牛の健康状態を簡単に確認する「反芻胃挿入型健康情報収集装置(スマート錠剤、あるいはバイオカプセル)」を開発したと発表したことだ。カプセルの原理はこうだ。錠剤型の感知器を牛の口に入れる。牛の臓器構造上、感知器は排泄されず、最初の胃腸についたまま、体温と活動量など生体の情報を収集する。このような情報を農場主のスマートフォンやコンピュータに無線で伝送する。情報を通じて牛の発情や分娩時期、病気の有無を予測することができる。