【中央時評】金正恩委員長の間違った判断(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.03 12:04
韓国も非常に難しい一年を迎えるだろう。一部では北朝鮮が近いうちに核交渉に出てくるという見方がある。新年の辞で金委員長が参加の可能性を表した2月の平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)がそのきっかけになるという希望を抱いたりもする。しかし米朝が会うとしても北朝鮮が望む条件で核交渉が妥結する可能性はない。結局、金委員長はさらに激しく挑発するはずであり、この過程で戦争の可能性が高まることも考えられる。我々はどのように対応するべきか。
1つ目、北朝鮮の意図と限界を見抜いて冷徹でなければいけない。平昌五輪のために北朝鮮と対話をする必要はあるが、これで核問題を解決するという考えには無理がある。特にこの時点で制裁を緩和しようとするのは核問題解決をさらに難しくするだけだ。窮地に追い込まれた金委員長を助ければ、むしろ朝米間の対立が深まり、戦争の可能性は高まるだろう。より長い呼吸で制裁と圧力を続けてこそ、核危機をより速やかに克服できる。