韓米合同演習中に墜落した対潜作戦ヘリコプター「リンクス」、その原因は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.28 10:19
先月26日、韓米合同海上作戦に参加した海上作戦ヘリコプター「リンクス」の墜落原因は操縦士が一時的に空間感覚を失ったためだとチェ・テボク海軍広報課長が27日、明らかにした。韓米海軍は先月、北朝鮮の5回目の核実験に対する武力示威次元で、東海(トンへ、日本名・日本海)最北端の海域で合同演習を実施した。訓練中のヘリコプターによる墜落事故で操縦士のキム・ギョンミン少佐と副操縦士のパク・ユシン少佐、操作士(航空機関士に該当)のファン・ソンチョル上士(下士官の一種)が殉職した。
海軍は事故直後に中央事故調査委員会を構成して今月21日までに海底から引き揚げた機体の胴体と航跡記録、操縦士の交信内容などに基づいて事故原因の調査し結果を発表した。
チェ課長は「事故当時、ヘリコプターは月の光がない無月光状態で夜間飛行を行っていた」とし「操縦士が一時的に空間識失調に陥り、最後まで機体を正常化しようと努力したもののそのまま墜落したものと判断される」と説明した。空間識失調は月や照明など外部の基準がなく、操縦士が瞬間的に機体姿勢や速度、進行方向、上昇・下降状態などを把握できない状況だ。