人権で衝突もＡＩＩＢで協力する中国－ノルウェーのように…韓国も２トラック外交を（２）
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.01 13:14
カン・ジュンヨン韓国外国語大国際地域大学院教授は「両国を行き来する留学生がこれほど多いにもかかわらず、この人たちを親中派・親韓派にしようという努力がないというのは、公共外交に対する接近に問題がある」とし「中国と交流をする友好団体だけでも韓国に数千も存在するが、長期的に構想していくコントロールタワーがない」と指摘した。
２０１０年、当時の柳佑益（リュ・ウイク）駐中韓国大使は李明博（イ・ミョンバク）大統領に提案し、公共外交を担当する半官半民組織「チャイナソサエティー」設立を推進した。しかし大統領の任期末に入ってうやむやになった。
柳元大使は「中国は長官級が会長を務める『人民対外友好協会』を持つが、我々の民間団体は個人的な縁を活用するのがすべて」とし「中国はその窓口を通じて公共外交をすることを望むが、韓国にパートナーがいないのを残念に思っている」と話した。今年の韓国政府の公共外交予算は１０００万ドル（約１０億円）にすぎない。日本（４億ドル）の４０分の１だ。米国と英国はそれぞれ１０億ドル、ドイツ８億ドルを公共外交に投じている。
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