１７日に実施された大学修学能力試験（日本の大学入試センター試験に相当）の替え玉受験事件を捜査中の光州南部（クァンジュ・ナムブ）警察署は２４日、光州Ｓ女子高校出身の２浪生、ジュ某容疑者（２０、女）から依頼され、替え玉受験を行った某女子大除籍者のキム某容疑者（２３、女）を逮捕した。

警察によると、キム容疑者は、経済事情が厳しく、昨年、退学届けを提出する際、友だちに「金を稼ぎたい」を話していたもようだ。警察は、その点に注目、ブローカーを通じて金を受け取り、替え玉受験を行ったものとみて追及中だ。警察は、替え玉受験を依頼したチュ容疑者が金を振り込んだキム容疑者名義の銀行口座を追跡する一方、キム容疑者の試験当日以前の携帯通話内容などを取り調べている。

警察は「インターネットのチャットで知り合ったキム容疑者に、一度も会っていない状況で、６２０万ウォン（約６２万円）を渡し、替え玉受験を頼んだ」というチュ容疑者の供述が、信ぴょう性に欠けるものと判断している。警察は、この日、危計による公務執行妨害の容疑でチュ容疑者の逮捕状を請求した。

また、携帯メールを使ったカンニング事件を捜査中の光州東部（トンブ）警察署は２４日、光州Ｋ高校の高校生（１８）など主犯格の高校生６人を追加で逮捕したのに続いて、保護者への捜査に乗り出した。警察は、保護者が携帯電話カンニングに介入または黙認していたかどうかについて集中的に取り調べる予定だ。