【コラム】大統領は政権でなく国会への審判だというが…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.28 15:50
10年前の盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時、与党の重鎮政治家とゴルフをする機会があった。その日に限ってその方のスコアは良くなかったが、弁解は立派だった。没頭して生きていた野党時代は成績がよかったが、執権後にはヘッドアップの癖が生じてうまくボールに当たらない。もちろん冗談だ。きまり悪い成績をそのように笑って済ませた。国の仕事で忙しい体に久々のゴルフがうまくいけば、それは奇跡だ。しかしその発言には意味がある。今回の総選挙を見てその権力者を思い出した。
朴槿恵(パク・クネ)大統領の心情かもしれない。朴大統領が崩れたのは権力者として臨んだ今回の選挙が初めてだが、権力に対抗する時は敗北を知らなかった。23対0という李舜臣(イ・スンシン)将軍の全勝記録と似ている。