半導体輸出の半分が中国…第2のニンニク波動来るか懸念=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.11 09:53
「国防に関連した問題であり堂々とは言いにくいが緊張感で焦っている」。韓国政府が高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓半島(朝鮮半島)配備を決めたことに対しある大企業の役員はこのように打ち明けた。「THAAD発の変数」に産業界が緊張している。中国政府が韓国製品や部品の輸入を禁止したり旅行制限などの措置を取ることができるためだ。サムスン電子と現代自動車などは休日の10日にも役員が出勤し対策会議を開くなど終日慌ただしかった。
2000年の「ニンニク波動」当時、中国から携帯電話の輸入禁止措置にあったことがあるIT業界は特に緊張しながら状況を鋭意注視している。2000年に韓国が中国産ニンニクにかける関税を10倍ほど引き上げると1週間後に中国政府は韓国製携帯電話とポリエチレンの輸入を全面中断した。当時韓国が中国から輸入するニンニクは1000万ドル未満だったのに中国が閉め出した輸出規模は5億ドルを超えた。