【現場から】構造調整前に考えよ、H・O・P・E=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.25 11:46
プラズマパネル(PDP)分野で世界4位の中国の長虹電子も2007年に韓国企業のオリオンPDPを買収した効果をしっかりと出している。オリオンPDPは1995年に韓国で初めてプラズマパネルを開発した会社で、100件余りの特許を持つほど競争力があった。韓国経済の有望株が中国経済成長の原肥になった格好だ。
中国企業は技術だけでなくノウハウを持った技術陣を迎えるのにも投資を惜しまない。中国企業が半導体、スマートフォン、自動車のような分野の技術者をスカウトする時は韓国の年俸の3~9倍を最低3年間支払うといういわゆる「3・9・3」のルールが一般的という。就職制限期間が解除されるまで家と車を提供するだけでなく、子どもの学費まで出す。構造調整危機に陥った韓国人技術者としては誘惑を拒むのも容易でないだろう。