【時論】死亡原因2位、韓国の青少年の安全事故減らすには(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.29 16:34
1930年代に米国の保険会社役員だったハインリッヒは、顧客の事故に基づいて「1:29:300」法則を発表した。1度の大事故の前に平均29回の軽微な事故が起き、その前には平均300回の異常兆候を見せたという理論だ。完全だった組織である日突然に大型危機は生まれないということだ。数多くの青少年の安全事故も例外ではない。2013年7月に泰安(テアン)で発生した海兵隊キャンプ事故で高校生5人が命を落としたことや昨年2月に慶州(キョンジュ)のリゾート施設体育館の屋根崩壊事故、続いてセウォル号惨事に至るまで青少年の安全事故は「ハインリッヒの法則」が適用された実例だ。
一連の青少年安全事故を通じてあらわれた韓国の安全不感症と危機対処能力は、今後推進していかなければならない2つの課題、すなわち「安全文化の拡散」と「活動現場の安全確保」が何なのかを克明に見せてくれた。最初の課題は、青少年と青少年指導者を対象に安全教育を実施して基本的な安全意識を高め、安全文化を拡散することだ。2つ目の課題は実質的な青少年活動が行われる教育施設について安全装置を強化することだ。