【社説】金利引き上げ、中国の洗練美と韓国銀行の後手対応
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.27 10:32
中国の中央銀行の人民銀行がクリスマスに奇襲的に基準金利を0.25%引き上げた。2年10カ月ぶりの利上げとなった10月19日に続くもので、インフレに対処しようとする中国政府の努力が強化されていることを示している。中国の11月の消費者物価上昇率は5.1%で、政策目標値の3.0%を越え28カ月来の最高値を記録した。
中国は今年に入り6回にわたり支払準備率を引き上げた。内外金利差を狙ったホットマネー流入と人民元の急騰を防ぐための迂迴的措置だった。しかし過剰流動性吸収には限界を見せた。これ以上上昇する物価を放置できないという判断の下、より強力な金利引き上げカードを持ち出したのだ。人民元切り上げとホットマネー流入という副作用を覚悟して拡張中心の通貨政策を“中立”基調に回すという意志を明確にしたものとみられる。