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【時視各角】サムスン、新たな監督が必要だ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.23 11:09
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韓国で財閥総師が逮捕されたらどんなことが起きるのか。全グループが総帥釈放にばかりしがみつくことになる。経営は後回しだ。業績もそっちのけだ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)の動向に全神経を尖らせる。政界と市民団体、メディアの顔色をうかがうのも深刻になる。光復節やクリスマスには総帥赦免に向けた総力戦が展開される。24時間では足りない。広報マンのJさんは「仮にも総帥に迷惑をかけることは絶対慎む。叩くなら叩かれるだけ叩かれる。くれと言うなら欲しいだけ与える。一言で袋叩きになること」と話した。CJ、SK、ハンファが良い例だ。

サムスンが危機だ。公信力ある米国世論調査機関の企業評判指数が昨年の7位から今年は49位に急落したのはむしろ小さなことだ。予定された改革措置は少々延ばされても構わない。だがサムスンが袋叩きになることは防がなければならない。野党はすでに白血病聴聞会でサムスンを固く締め上げている。あらゆる請願が集まるだろう。役員らは「こうしているうちにお前たちの総帥は永遠に監房から出られなくなるだろう」という脅迫もともすれば聞くことになるだろう。逮捕は李在鎔(イ・ジェヨン)副会長個人で終わらなければならない。サムスンまで逮捕されてはならない。どんな方法があるか。

 
李在鎔(イ・ジェヨン)容疑者はいつごろ釈放されるだろうか。それにより対応が変わることになる。合理的に仮定してみよう。時間は彼に不利だ。7カ月以内に大法院(最高裁に相当)の判決まで終えるようにした特検規定により5月末には「李在鎔贈収賄罪」の1審判決が下される。弾劾審判が認容されたとすれば新大統領が選出されている時期だ。弾劾と大統領選挙の後遺症が国に吹き荒れているだろう。手錠をかけた元大統領は統合に役立たない。朴槿恵(パク・クネ)を釈放する「許しと和合」の決断が話題に上るだろう。

文在寅(ムン・ジェイン)候補が大統領になったとすればここまでだ。一歩進んで李副会長まで「大目に見よう」と言うのは難しい。すでに4大グループの名を挙げ手を加えると話した文在寅だ。親盧と民主労総という文在寅の「政治的資産」は李在鎔の無罪・赦免を容認する余裕や空間はない。


【時視各角】サ肃スン、新たな監督が必要だ(2)

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