ここ数年、グルメ番組や料理番組の影響で食べ物に対する関心が高まり、外食産業も共に膨張した。飲食店の選択の幅が広くなったし料理の水準も全般的に向上している。だが、サービスに対する満足度はそれほど高くない。

韓国農林畜産食品部が２０１４年に一般消費者や外食業者従事者などを対象に外食業者サービス満足度を調査した結果、一般消費者の回答者のうち３５．９％だけが「外食業者サービスに満足している」と答えた。

報告書は「国内外食業者の７０％以上が１００平方メートル（約３０坪）未満の零細な店舗で、企業型および大型外食業者を除く多くの業者が生計型で運営されている」とし、「体系的な専門教育を受けて外食業に従事する場合が珍しいためサービス水準が高くないものと見られる」と指摘した。

実際にサービス教育をすればサービス水準向上に直接的な影響を及ぼすことが明らかになった。質問に応じた外食業界従事者の８３％は「サービス教育後、サービス水準が高まった」と答えた。サービス教育は売り上げにも肯定的な影響を及ぼす（６７％）という結果が出たが、サービス水準向上に比べると影響は少なかった。